2009年01月09日
ブラジル旅行記 #3 - イグアス
さぁ、最後の訪問地、イグアスの旅行記を綴ろうと思う。
現地を訪れる前、イグアスのイメージは「轟音と共に落ちる滝」というイメージしか持っていなかった。それはそれで正しいのだが、実はイグアスの滝はジャングルの中にある。
飛行機からのイグアスの全景。まさにジャングルの中に大河が一本あり、それがスドォーンと落ちる場所がイグアスの滝なのだ。
イグアスの滝は、ブラジル側とアルゼンチン側の両方から見ることができる。初日はブラジル側から見学をした。
見よ、この大迫力、これが悪魔ののどぶえだ 大爆音と共に流れ落ちる滝は圧巻。最近は水量が多くないらしいが、それでも全身びしょ濡れ状態になった。広角レンズ(11mm)を持って行ったのだが、もっと広角レンズが欲しいくらいのパノラマ大迫力だった
滝を見た後は、写真右のように、ボートで滝が落ちてくるポイントまで行った。落ちてくる滝の水量の多さに目も開けられない・息も出来なかった。もちろん、全身ずぶ濡れ状態。だけど、これが一番印象に残るアトラクションだった・・・
このボートに乗る場所までジャングルの中をジープで下っていくのだが、イグアスのジャングルには豹・毒蛇・毒蜘蛛などがいるらしい。アマゾンに負けず劣らずのジャングルじゃないかぁ、と思った。。。
翌日はアルゼンチン側に渡っての見学となった。
アルゼンチン側は、遊歩道などもあってキレイに整備された国立公園になっている。イグアスの滝の約70%はアルゼンチン側にあるらしく、公園も非常に広大だ。広すぎるので、公園内は鉄道で移動する。写真右は、1993年(?)の大洪水で流された古い橋の残骸。
アルゼンチン側から見た悪魔ののどぶえ。とにかく水しぶきが凄くって、まともに写真が撮れない。レンズに水しぶきが沢山付いているのが分かるだろう。。。
滝が落ちたあと、写真の奥の方へ向かって流れていく。無数の滝が川に流れ落ちて行くのが分かるだろう。ちなみに、写真の右側は昨日訪れたブラジル側の見学ポイント。
ジャングルから流れ出す滝。不思議なのは、どうしてここだけ、こういう地形をしていたのか?ということ。大小合わせて300もの滝が存在しているとのこと。写真的には非常に絵になるシーンだ。
イグアス近辺に生息する動物。アリなんて体長2cmくらいある超デカサイズだ。オオトカゲ・鳥、はたまたワニまで居たから驚きだ。ワニは体長1.5mくらいの結構デカイやつだ。
イグアスに滞在したのが12/31-1/2だったので、年越しdinnerがホテルで込み込みになっていた。右から「海老の滝・スーパーデカイ魚の焼き物・子豚(?)とジャガイモの混ぜ物」。どれも豪快な作り方だ。味はまぁまぁと言ったところかぁ。。。
一つ意外だったのがワイン。写真右はブラジルワインだ。ブラジル全土で飲むチャンスがあったのだが、ブラジルがワインを造っているとは知らなかった。南米のワインの産地で有名なのはアルゼンチンとチリだ。テイスト的には、味が若いアルゼンチンワインに似ていて、全般的にドライなテイストだった。ま、それはブドウの品種にもよるだろうからねぇ・・・
そして12/31の夜は、毎年恒例のカウントダウン + 花火が上がる。イグアスは田舎の街だったので大した規模の花火ではなかったが、リオのコパカパーナビーチでは大勢の人が海岸に集まってきて盛大な花火大会となっているのをTVが中継していた。1日違いで見ることが出来なかったのは残念だったけど・・・ でも居たとしても多分危険なので行かないように、とか言われたんだろうなぁと思った。
こうして今年のXmas vacationはブラジルで過ごした。やっぱ、アマゾンとイグアスの体験は、日常の生活から大きくかけ離れているから、非常に印象深かった。リオは、それはそれで良かったのだが、都会ということもあって他ほどの印象はない。大自然と大都会、ブラジルは本当に大きな国だと実感。機会があったらまた来ようと思う (仕事は色々と難しいことが多いので、次の赴任先にならないように祈っていよう。。。)
現地を訪れる前、イグアスのイメージは「轟音と共に落ちる滝」というイメージしか持っていなかった。それはそれで正しいのだが、実はイグアスの滝はジャングルの中にある。
飛行機からのイグアスの全景。まさにジャングルの中に大河が一本あり、それがスドォーンと落ちる場所がイグアスの滝なのだ。
イグアスの滝は、ブラジル側とアルゼンチン側の両方から見ることができる。初日はブラジル側から見学をした。
見よ、この大迫力、これが悪魔ののどぶえだ 大爆音と共に流れ落ちる滝は圧巻。最近は水量が多くないらしいが、それでも全身びしょ濡れ状態になった。広角レンズ(11mm)を持って行ったのだが、もっと広角レンズが欲しいくらいのパノラマ大迫力だった
滝を見た後は、写真右のように、ボートで滝が落ちてくるポイントまで行った。落ちてくる滝の水量の多さに目も開けられない・息も出来なかった。もちろん、全身ずぶ濡れ状態。だけど、これが一番印象に残るアトラクションだった・・・
このボートに乗る場所までジャングルの中をジープで下っていくのだが、イグアスのジャングルには豹・毒蛇・毒蜘蛛などがいるらしい。アマゾンに負けず劣らずのジャングルじゃないかぁ、と思った。。。
翌日はアルゼンチン側に渡っての見学となった。
アルゼンチン側は、遊歩道などもあってキレイに整備された国立公園になっている。イグアスの滝の約70%はアルゼンチン側にあるらしく、公園も非常に広大だ。広すぎるので、公園内は鉄道で移動する。写真右は、1993年(?)の大洪水で流された古い橋の残骸。
アルゼンチン側から見た悪魔ののどぶえ。とにかく水しぶきが凄くって、まともに写真が撮れない。レンズに水しぶきが沢山付いているのが分かるだろう。。。
滝が落ちたあと、写真の奥の方へ向かって流れていく。無数の滝が川に流れ落ちて行くのが分かるだろう。ちなみに、写真の右側は昨日訪れたブラジル側の見学ポイント。
ジャングルから流れ出す滝。不思議なのは、どうしてここだけ、こういう地形をしていたのか?ということ。大小合わせて300もの滝が存在しているとのこと。写真的には非常に絵になるシーンだ。
イグアス近辺に生息する動物。アリなんて体長2cmくらいある超デカサイズだ。オオトカゲ・鳥、はたまたワニまで居たから驚きだ。ワニは体長1.5mくらいの結構デカイやつだ。
イグアスに滞在したのが12/31-1/2だったので、年越しdinnerがホテルで込み込みになっていた。右から「海老の滝・スーパーデカイ魚の焼き物・子豚(?)とジャガイモの混ぜ物」。どれも豪快な作り方だ。味はまぁまぁと言ったところかぁ。。。
一つ意外だったのがワイン。写真右はブラジルワインだ。ブラジル全土で飲むチャンスがあったのだが、ブラジルがワインを造っているとは知らなかった。南米のワインの産地で有名なのはアルゼンチンとチリだ。テイスト的には、味が若いアルゼンチンワインに似ていて、全般的にドライなテイストだった。ま、それはブドウの品種にもよるだろうからねぇ・・・
そして12/31の夜は、毎年恒例のカウントダウン + 花火が上がる。イグアスは田舎の街だったので大した規模の花火ではなかったが、リオのコパカパーナビーチでは大勢の人が海岸に集まってきて盛大な花火大会となっているのをTVが中継していた。1日違いで見ることが出来なかったのは残念だったけど・・・ でも居たとしても多分危険なので行かないように、とか言われたんだろうなぁと思った。
こうして今年のXmas vacationはブラジルで過ごした。やっぱ、アマゾンとイグアスの体験は、日常の生活から大きくかけ離れているから、非常に印象深かった。リオは、それはそれで良かったのだが、都会ということもあって他ほどの印象はない。大自然と大都会、ブラジルは本当に大きな国だと実感。機会があったらまた来ようと思う (仕事は色々と難しいことが多いので、次の赴任先にならないように祈っていよう。。。)
2009年01月09日
ブラジル旅行記 #2 - Rio de Janeiro
ブラジル2ヶ所目の滞在先はリオ・デ・ジャネイロだ。「リオのカーニバル」で有名な都市だ。
旅行記の前にちょっとだけリオの街について触れておこう。現在700万人超の人口を持ち、名前の由来はポルトガル語で「Rio=川、de=~の、Janeiro=1月、つまり1月の川」。その理由だが、昔ポルトガル人が1502年1月ここに辿り着いた際、リオの湾を川だと勘違いしたことが名前の由来だ。日系人は、昔は多く居たらしいのだが、現在では企業駐在員も含め、サンパウロの方へ移動し、現在では約1万人くらいの日本人が住んでいる。ま、一言で言うと大都会の街である。
4日間の滞在のうち、リオ市内観光・コパカパーナビーチでのんびり滞在・地方都市=ペトロポリナス観光などを楽しんだ。
リオの市内観光・・・
ボン・ジ・アスーカル。リオ市内が一望できる高台にあり、ケーブルカーで上っていく。ちょっと雲が多かったのが残念だった。。。
マラカナンスタジアム。10万人収容の世界最大のサッカースタジアム。年末の時期はシーズン中断の時期でピッチレベルまで降りて見学が出来る。真ん中はブラジル代表のユニーフォームを着たパフォーマンスをするおじさん。ブラジル代表の過去の栄光を示す写真が廊下一面に張られている。
リオのカーニバルが行われるストリート。全長600mくらいの短いストリートを1.5時間かけて踊りまくりながら移動する。リオのカーニバルでは1チーム1.5時間の持ち時間と制限があるとのこと。
コルコバードの丘のキリスト像。新世界七不思議の一つに選ばれた。曇っていて、シャッターチャンスが少なかった。。。
夜に見に行ったサンバショー。市内でやっている唯一のサンバショーステージらしいのだが、観光客はみんなこれを見に来るらしい。正確に言うと、ブラジル各地の民族舞踊を見せてくれて最後の半分が完全にサンバの世界となる。下段右写真の踊りだが、昔黒人奴隷たちが息抜きに遊びでやっていた足だけを使う格闘技を踊り化したもの。かなり躍動感にあふれたダンスだった。
翌日は一日コパカパーナビーチでのんびりと過ごしたのだが、写真が一枚もない。理由は盗難の危険が高いからカメラは持っていかない方が良いとのアドバイスからだ。ブラジルでは貧富の差が激しい。それはメキシコでも同じなのだが、違うのは「コソドロ(ブラジル)、誘拐(メキシコ)」ということだ。ナイフ・拳銃を突きつけて金品を強奪するので非常に危険。なので最初から持って行かない方が良いということだ。昼間は安全そうなのだが、早朝・夕方~夜は非常に危険らしい。でもコパカパーナビーチは本当に美しかった。2日ほど早朝に全長4kmのビーチをジョギングしたのだが、清々しい気持ちにさせてくれた。メキシコでは無味乾燥のroom runnerで走っているから、本当に清々しい気分だった。
日帰りでペトロポリナスという地方都市へ観光に行ってきた。この街は元々王族の避暑地として栄えた街なのだ。18世紀、ナポレオン仏軍に攻められたポルトガル皇室は一時ブラジルに避難した。その後、皇太子だけブラジルに残り独立を宣言、ドン・ペドロ1世としてブラジル初代皇帝に即位した。その後70年ほど帝政が続いたが、1889年に陸軍のクーデターにより共和制へとなった。
上段写真は、王族が使用していた宮殿で、今は博物館となっている。めちゃくちゃ広かった・・・ 王族が使用していた馬車と家族写真。
ペトロポリナスは、元が避暑地ということもあってノンビリした雰囲気が漂う街だ。町中に水路が張り巡らされていて、家も可愛らしいデザインのものが多い。この街も、メキシコ同様に、教会が建てられそこを中心に街が発展していったという歴史を持つ。
ブラジルはコーヒーの一大原産国なのは有名な話だが、チョコレートも盛んに作られていて、国中どこででもチョコを売っている。ここ、ペトロポリナスでもお土産物屋でも一番人気が高かったのがチョコだった(写真下段)
最後となったが、リオで食したブラジル料理をご紹介。
●左がMuqueca(ムケカ)と言って、魚介類のスープ。これを独特の調味料を混ぜて白飯にかけて食べるのだが、まるでカレーみたいだ。非常に美味しかった。
●右はカイピリーニャというお酒で、カシャーサという38度くらいある原酒にライムをいっぱい搾り、グラニュー糖をたっぷりと入れて出来上がり。非常に甘いテイストで、ジン&ライムをもっと甘くした感じのお酒だ。女性向けのお酒という感じだ。
●写真を撮るのを忘れてしまったのだが・・・ シュラスコ(=ブラジリアンステーキ)も勿論食べた。特に美味しかったのは「鳥の心臓、牛のコブ」。チャンスがあれば是非ご賞味あれ。
ふぅ~、また書きすぎてしまった 旅も大詰め。次回は最後のポイント、イグアスの旅行記を書こうと思う
旅行記の前にちょっとだけリオの街について触れておこう。現在700万人超の人口を持ち、名前の由来はポルトガル語で「Rio=川、de=~の、Janeiro=1月、つまり1月の川」。その理由だが、昔ポルトガル人が1502年1月ここに辿り着いた際、リオの湾を川だと勘違いしたことが名前の由来だ。日系人は、昔は多く居たらしいのだが、現在では企業駐在員も含め、サンパウロの方へ移動し、現在では約1万人くらいの日本人が住んでいる。ま、一言で言うと大都会の街である。
4日間の滞在のうち、リオ市内観光・コパカパーナビーチでのんびり滞在・地方都市=ペトロポリナス観光などを楽しんだ。
リオの市内観光・・・
ボン・ジ・アスーカル。リオ市内が一望できる高台にあり、ケーブルカーで上っていく。ちょっと雲が多かったのが残念だった。。。
マラカナンスタジアム。10万人収容の世界最大のサッカースタジアム。年末の時期はシーズン中断の時期でピッチレベルまで降りて見学が出来る。真ん中はブラジル代表のユニーフォームを着たパフォーマンスをするおじさん。ブラジル代表の過去の栄光を示す写真が廊下一面に張られている。
リオのカーニバルが行われるストリート。全長600mくらいの短いストリートを1.5時間かけて踊りまくりながら移動する。リオのカーニバルでは1チーム1.5時間の持ち時間と制限があるとのこと。
コルコバードの丘のキリスト像。新世界七不思議の一つに選ばれた。曇っていて、シャッターチャンスが少なかった。。。
夜に見に行ったサンバショー。市内でやっている唯一のサンバショーステージらしいのだが、観光客はみんなこれを見に来るらしい。正確に言うと、ブラジル各地の民族舞踊を見せてくれて最後の半分が完全にサンバの世界となる。下段右写真の踊りだが、昔黒人奴隷たちが息抜きに遊びでやっていた足だけを使う格闘技を踊り化したもの。かなり躍動感にあふれたダンスだった。
翌日は一日コパカパーナビーチでのんびりと過ごしたのだが、写真が一枚もない。理由は盗難の危険が高いからカメラは持っていかない方が良いとのアドバイスからだ。ブラジルでは貧富の差が激しい。それはメキシコでも同じなのだが、違うのは「コソドロ(ブラジル)、誘拐(メキシコ)」ということだ。ナイフ・拳銃を突きつけて金品を強奪するので非常に危険。なので最初から持って行かない方が良いということだ。昼間は安全そうなのだが、早朝・夕方~夜は非常に危険らしい。でもコパカパーナビーチは本当に美しかった。2日ほど早朝に全長4kmのビーチをジョギングしたのだが、清々しい気持ちにさせてくれた。メキシコでは無味乾燥のroom runnerで走っているから、本当に清々しい気分だった。
日帰りでペトロポリナスという地方都市へ観光に行ってきた。この街は元々王族の避暑地として栄えた街なのだ。18世紀、ナポレオン仏軍に攻められたポルトガル皇室は一時ブラジルに避難した。その後、皇太子だけブラジルに残り独立を宣言、ドン・ペドロ1世としてブラジル初代皇帝に即位した。その後70年ほど帝政が続いたが、1889年に陸軍のクーデターにより共和制へとなった。
上段写真は、王族が使用していた宮殿で、今は博物館となっている。めちゃくちゃ広かった・・・ 王族が使用していた馬車と家族写真。
ペトロポリナスは、元が避暑地ということもあってノンビリした雰囲気が漂う街だ。町中に水路が張り巡らされていて、家も可愛らしいデザインのものが多い。この街も、メキシコ同様に、教会が建てられそこを中心に街が発展していったという歴史を持つ。
ブラジルはコーヒーの一大原産国なのは有名な話だが、チョコレートも盛んに作られていて、国中どこででもチョコを売っている。ここ、ペトロポリナスでもお土産物屋でも一番人気が高かったのがチョコだった(写真下段)
最後となったが、リオで食したブラジル料理をご紹介。
●左がMuqueca(ムケカ)と言って、魚介類のスープ。これを独特の調味料を混ぜて白飯にかけて食べるのだが、まるでカレーみたいだ。非常に美味しかった。
●右はカイピリーニャというお酒で、カシャーサという38度くらいある原酒にライムをいっぱい搾り、グラニュー糖をたっぷりと入れて出来上がり。非常に甘いテイストで、ジン&ライムをもっと甘くした感じのお酒だ。女性向けのお酒という感じだ。
●写真を撮るのを忘れてしまったのだが・・・ シュラスコ(=ブラジリアンステーキ)も勿論食べた。特に美味しかったのは「鳥の心臓、牛のコブ」。チャンスがあれば是非ご賞味あれ。
ふぅ~、また書きすぎてしまった 旅も大詰め。次回は最後のポイント、イグアスの旅行記を書こうと思う