2009年07月14日
メキシコ国内旅行 第2弾 -プエブラ
先週に引続き、メキシコ国内を散策する旅に出てきた。先週末の行先はPuebla(プエブラ)。
またまた「地球の・・・」によると、メキシコシティーから120km東に位置し、標高は2,162m、人口は130万人。古くは首都メキシコシティと植民地時代に唯一の貿易港だったベラクルズを結ぶ交通の要所として栄え、メキシコ郷土料理の発祥地。また、周囲には遺跡も多く見所はたっぷりある、とのことだ。
最初に訪れたのは、プエブラ郊外にある遺跡、Cacaxtla(カカシュトラ)という遺跡だ。
スペイン語ガイドブックによると、紀元前800年~400年くらいに栄えた都市らしく、周りには数個のピラミッドも点在していた。エル・グラン・パサメント(=スペイン語で”巨大な台座”という意味)と言われる神殿風建物が小高い丘の上に建っている。そこに描かれている絵が、2000年以上(?)経った現在でも、特に何か特別な保管をされている訳でもないのに、写真の如く色鮮やかに残っているのは凄く印象的だった。
次に訪れた街は、先週訪問したクエルナバカとの間にまたがるポポカテペック修道院群の一つがある街、Huejotzingo(=ウエホツィンゴ)という街。これまたプエブラの郊外の街である。
はっきり言って、この街に寄ったのは時間の無駄だった。写真の修道院以外に何もないし、修道院自体も何か見所があるという訳でもない。「地球の・・・」に載ってたから立ち寄ってみたが、その価値はなかった。ここは行く必要ないです、はい・・・
次に訪れた街が、この旅行で最も行って見たかった所でプエブラ郊外にある遺跡、Cholula(=チョルーラ)である。
元を辿れば紀元前200年くらい前まで遡り、アステカ時代には10万人を抱える大都市だった。スペイン征服軍のエルナン・コルテスによって滅ぼされ、神殿・ピラミッドなどの遺跡は徹底的に破壊され、その石を使って現在の教会を建てたという、スペイン人の当時の蛮行を今でも残す場所だ。
この遺跡での見所の一つが写真にある無数の地下道だ。蝋燭の形のように掘られた地下道が無数にあり、一部が一般公開されている。場所によっては人が歩いて通るのが難しいくらい狭い場所もあり、幻想的なシーンを醸し出していた。写真好きな人には面白い場所だ。
大きな写真を含めた5点の写真が、上述のスペイン人の蛮行を物語るシーンであろう。大きな写真で丘の上に建つ教会の基礎石は、手前にある神殿・ピラミッドを破壊して作ったもの。メキシコにある”スペイン人征服以前の遺跡”でキレイに残っているものは本当に数少ない。特に都市部になる程その傾向は強い。理由はスペイン人の蛮行。ここの遺跡もまた例外ではない。破壊されたと思われる石が遺跡の横に転がっていた(=中段・一番右の写真)。現代人として見にきた者にとっては、何とも残念なことである・・・
最後に、プエブラのセントロ(=中心街)へと入ってきた。
プエブラの旧市街の雰囲気。どことなくレトロ感が漂うなぁ~、と思って「地球の・・・」を見たら、前出のチョルーラと共にユネスコの世界遺産に登録されているとのことだった。確かに歴史的たたずまいは感じるけど、メキシコの中世の町並みには良くある感じで、世界遺産とまで行くかなぁ・・・と正直思った
プエブラのカテドラル(=教会)。ここの教会はデカイ メキシコシティーにあるのと大差ない。特徴的なのは、あまり金々ピカピカはしてないが、聖堂の作りがメチャクチャ細かく凝っている。74年の歳月を掛けて建てたらしい。。。メチャクチャてまひまが掛かっている。
こちらはサントドミンゴ教会。こちらは、うって変ってキンキンピカピカ調のド派手なテイスト。こちらも76年の歳月を掛けて建てたらしい。凝りに凝ってる印象だ。
ちょうどメキシコ人カップルが結婚式を挙げていた。こんな教会で式を挙げりゃ印象に残るだろうねぇ~。末永くお幸せに。。。
最後にメキシコ郷土料理について。。。プエブラはメキシコ郷土料理の発祥地として有名だと冒頭に書いた。最も有名な料理が、写真のMole Poblano。見た目はチョコレート色のソースだが、味はピリカラ系。種々の香辛料などを混ぜ合わせて作るらしい。これと鶏肉を一緒に煮込むと、中々の味わいになる。私もメキシコに来た当初は見た目の印象から苦手だったが、慣れるとおいしく感じる。チャンスがある人は是非お試しあれ。
これ以外ではチレ・ポプラーノという、巨大な唐辛子の中に豚のひき肉・アーモンド・バナナ・桃などを詰めた食べ物もある。別の機会に食するチャンスがあったが、これも意外と美味しかった。
プエブラの印象としては、食事も含めて、日本から訪れた人でも時間に余裕があれば是非訪れて損はないだろうと思った。特に郊外の遺跡は一見の価値ありだと思う。
また、タラベラ焼きという食器の焼き物が有名で、カミさんなどは狂ったように買い物をしている。お土産として買って帰るのも良いだろう。
またまた「地球の・・・」によると、メキシコシティーから120km東に位置し、標高は2,162m、人口は130万人。古くは首都メキシコシティと植民地時代に唯一の貿易港だったベラクルズを結ぶ交通の要所として栄え、メキシコ郷土料理の発祥地。また、周囲には遺跡も多く見所はたっぷりある、とのことだ。
最初に訪れたのは、プエブラ郊外にある遺跡、Cacaxtla(カカシュトラ)という遺跡だ。
スペイン語ガイドブックによると、紀元前800年~400年くらいに栄えた都市らしく、周りには数個のピラミッドも点在していた。エル・グラン・パサメント(=スペイン語で”巨大な台座”という意味)と言われる神殿風建物が小高い丘の上に建っている。そこに描かれている絵が、2000年以上(?)経った現在でも、特に何か特別な保管をされている訳でもないのに、写真の如く色鮮やかに残っているのは凄く印象的だった。
次に訪れた街は、先週訪問したクエルナバカとの間にまたがるポポカテペック修道院群の一つがある街、Huejotzingo(=ウエホツィンゴ)という街。これまたプエブラの郊外の街である。
はっきり言って、この街に寄ったのは時間の無駄だった。写真の修道院以外に何もないし、修道院自体も何か見所があるという訳でもない。「地球の・・・」に載ってたから立ち寄ってみたが、その価値はなかった。ここは行く必要ないです、はい・・・
次に訪れた街が、この旅行で最も行って見たかった所でプエブラ郊外にある遺跡、Cholula(=チョルーラ)である。
元を辿れば紀元前200年くらい前まで遡り、アステカ時代には10万人を抱える大都市だった。スペイン征服軍のエルナン・コルテスによって滅ぼされ、神殿・ピラミッドなどの遺跡は徹底的に破壊され、その石を使って現在の教会を建てたという、スペイン人の当時の蛮行を今でも残す場所だ。
この遺跡での見所の一つが写真にある無数の地下道だ。蝋燭の形のように掘られた地下道が無数にあり、一部が一般公開されている。場所によっては人が歩いて通るのが難しいくらい狭い場所もあり、幻想的なシーンを醸し出していた。写真好きな人には面白い場所だ。
大きな写真を含めた5点の写真が、上述のスペイン人の蛮行を物語るシーンであろう。大きな写真で丘の上に建つ教会の基礎石は、手前にある神殿・ピラミッドを破壊して作ったもの。メキシコにある”スペイン人征服以前の遺跡”でキレイに残っているものは本当に数少ない。特に都市部になる程その傾向は強い。理由はスペイン人の蛮行。ここの遺跡もまた例外ではない。破壊されたと思われる石が遺跡の横に転がっていた(=中段・一番右の写真)。現代人として見にきた者にとっては、何とも残念なことである・・・
最後に、プエブラのセントロ(=中心街)へと入ってきた。
プエブラの旧市街の雰囲気。どことなくレトロ感が漂うなぁ~、と思って「地球の・・・」を見たら、前出のチョルーラと共にユネスコの世界遺産に登録されているとのことだった。確かに歴史的たたずまいは感じるけど、メキシコの中世の町並みには良くある感じで、世界遺産とまで行くかなぁ・・・と正直思った
プエブラのカテドラル(=教会)。ここの教会はデカイ メキシコシティーにあるのと大差ない。特徴的なのは、あまり金々ピカピカはしてないが、聖堂の作りがメチャクチャ細かく凝っている。74年の歳月を掛けて建てたらしい。。。メチャクチャてまひまが掛かっている。
こちらはサントドミンゴ教会。こちらは、うって変ってキンキンピカピカ調のド派手なテイスト。こちらも76年の歳月を掛けて建てたらしい。凝りに凝ってる印象だ。
ちょうどメキシコ人カップルが結婚式を挙げていた。こんな教会で式を挙げりゃ印象に残るだろうねぇ~。末永くお幸せに。。。
最後にメキシコ郷土料理について。。。プエブラはメキシコ郷土料理の発祥地として有名だと冒頭に書いた。最も有名な料理が、写真のMole Poblano。見た目はチョコレート色のソースだが、味はピリカラ系。種々の香辛料などを混ぜ合わせて作るらしい。これと鶏肉を一緒に煮込むと、中々の味わいになる。私もメキシコに来た当初は見た目の印象から苦手だったが、慣れるとおいしく感じる。チャンスがある人は是非お試しあれ。
これ以外ではチレ・ポプラーノという、巨大な唐辛子の中に豚のひき肉・アーモンド・バナナ・桃などを詰めた食べ物もある。別の機会に食するチャンスがあったが、これも意外と美味しかった。
プエブラの印象としては、食事も含めて、日本から訪れた人でも時間に余裕があれば是非訪れて損はないだろうと思った。特に郊外の遺跡は一見の価値ありだと思う。
また、タラベラ焼きという食器の焼き物が有名で、カミさんなどは狂ったように買い物をしている。お土産として買って帰るのも良いだろう。