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サラリーマンの海外赴任テニス日記 世界を舞台に(?)根無し草みたいに転戦するサラリーマンのテニス諸々ストーリー。ただ今、アメリカ→メキシコと転戦中・・・ 2010年7月から、転戦場所が「日本」と決まった。

SamDF
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メキシコシティー散策 - アステカ文化の滅亡とスペインの征服

最近、妻がメキシコの歴史について学んでいるらしく、メキシコ国内の遺跡を見に行きたがるようになった。
7月・9月と地方のコロニアルシティに行ってきたが、その時はそんな様子は全然なかった。歴史好きの私としてはwelcomeなのだスマイルスマイルスマイル
先週末はメキシコシティー内でまだ行ったことがないポイントを訪れてみた。行った先はTemple Mayor(テンプル・マヨール)Palacio Nacional(パラシオ・ナショナル)

テンプル・マヨールとは、信じがたい話なのだが、昔アステカのピラミッドが在った場所に、スペイン人が征服した際にそのピラミッドを壊して教会を立てた場所なのだ。
Pyramides
スペイン人はアステカを征服した際に徹底的に彼らの文化を壊して自分達の文化を植えつけたのだ。
メキシコのスペイン語で”Mandar”という言葉がある。これは動詞で「送る」という意味で人に何かを聞かれた際に「何ですか?」と聞き返す時に使う。これはメキシコでしか通用しないスペイン語だ。何故か? 理由は、昔スペイン人に征服された際に「何でもやりますので自分を送って下さい」という意味で使われていたらしい。それが転じて、何かを聞き返す際に使われるようになったと聞く。これは完全に征服された側の歴史が作り上げた言葉だ。歴史の悲しさを感じる出来事だ。
Gaikotsu Ihin-1 Ihin-2 Ihin-3 Ihin-4 Ihin-5 Ihin-6
これらは、全てピラミッドの中に眠っていた調度品。今は敷地内の博物館に多数展示されている。
Catedral
これが、ピラミッドの上に立つカテドラル(=教会)。メキシコでも一番デカイ規模の教会でメキシコシティーの旧市街のど真ん中に建っている、築400年くらいのモノだ。

次に訪れたパラシオ・ナショナルとは、壁一面にメキシコの歴史の壁画が描かれているスペイン風の建物だ。
PalacioNational-1
スペイン風の中庭がある建物で、元は議会用にでも作られたのだろうか・・・ 会議場があった。
PalacioNational-2

PalacioNational-3

PalacioNational-
こんな感じで壁一面に無数の壁画が描かれている。一番下の絵は、「スペインの征服」という題らしい。右下の白い服を着て馬に乗っているが”コルテス”というスペイン征服軍のボス。上の方には原住民をドレイとしてコキ使っている様子が、左下にはスペイン人兵士がアステカ人の目をくりぬこうとしている様子が生々しく描かれている。何とも残酷な出来事だ。

現在のメキシコの社会システムは完全なる格差社会を形成している。スーパー金持ち~貧乏人まで、階級が前提として全ての社会インフラ・商売などが成り立っている。勿論、これも歴史的背景に基づく。メキシコでの上位階層は白人ばかり。言うまでもがな、彼らはスペイン征服人の末裔だ。一方下の階層はというと原住民ばかり。彼らはアステカ人の末裔だ。そして、メキシコには相続税というシステムは存在しない。つまり金持ちは永遠に金持ちなのだ。当然スペイン人が作った法律・社会システムだから、全てが彼らに合致するように出来ている。
ここまで来ると不思議なのが、何故アステカ人の末裔達がクーデターで社会変革を起こさなかったのか? ということ。これは私の想像も入っているのだが、上記”mandar”の言葉に代表されるように、スペイン人は徹底的にアステカ人を壊したのだろう。メキシコ人の習性の一つに「絶対にNoと言わない」というモノが今でもある。道を聞いても、仮に知らなかったとしても、絶対にNo(=知らない)とは言わない。何故なら、昔Noと言うとスペイン征服人に簡単に殺されたかららしい。。。スペイン人の征服の歴史=アステカ人の悲しい歴史が今でもメキシコの至る所に残っている。
メキシコ国内 | 投稿者 SamDF 11:26 | コメント(0)| トラックバック(0)
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